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津軽カタリスト 夏の定期公演2019レポ

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津軽カタリストとは

津軽カタリストは、太宰治をはじめとする津軽ゆかりの作品をドラマリーディング(朗読劇)に仕立てて上演活動を行う市民劇団です。
▼詳しく知りたい方はこちら

高校時代は演劇部に所属していたということもあり、文学にも興味があり、ぜひ取材させてください!ということで、取材オファーを出したところ快諾して頂けました!

夏目
夏目

懇親会でのジンギスカンも食べたかった(笑)

美味しかったです!

密着取材してきました

定期公演の会場は弘前市の「太宰治まなびの家」です。
五所川原市の「斜陽館」にスポットライトが当たりがちですが、こちらの建物もかつて太宰が実際に生活していた貴重な建物です。

2階に上がると実際に太宰が使用していた部屋があります。現在は弘前ペンクラブにて管理が行われており、常駐解説員の後藤さんが太宰について色々と解説してくれます。

会場となる1階では設営準備に大忙しでした。マイクやスクリーンの設営、音響や挿絵の確認、配布するチラシの準備などが急ピッチで進められます。限られた練習時間をやりくりして、開演準備を整えています。皆さんとても手際が良いです。

リハーサルでシーン練習や立ち位置の確認も行われます。普段の練習会も弘前と青森に分かれているので、リハで初めて本番のメンバーで練習するということもあるそうです。

そうとは思えないほど息ぴったりで、皆さん普段から自主練を積み上げているそうです。

音響確認も。ドラマリーディングなので音響の効果はとても大きいです。音響ひとつで雰囲気ががらっと変わります。

座長の平田さんより熱血指導が入ります。団員の皆さんは口をそろえて「平田さんは優しい」と言い、平田さんは「ダメ出ししたい部分が200個くらいある内の1つしか言ってないからね(笑)」と答えてました。そんな冗談で笑えるほど和気あいあいとした雰囲気です。

『炎天汗談』

夏らしいタイトルの『炎天汗談』から、2019年夏の定期公演が始まりました。中高生コンビによる太宰の随筆のドラマリーディングです。随想なのですから、「私」は太宰1人なわけですが、2名でのドラマリーディングではまるで会話をしているようにテンポ良く物語として進みます。

暑い、暑い、暑くてしかも話題が無い。そういえばこないだ・・・

とにかく暑そうな太宰の気持ちが伝わってきます。

『リイズ』

画家の青年が母親にモデル選びを頼み、連れてきたモデルがふくよかすぎたというお話です。画家の青年はがっかりしたり、怒ったり、しまいには風景を描いてる方が良いと旅行に出かけてしまうというコミカルな内容でした。『人間失格』の印象が強すぎる上に何度も自殺を図るなど鬱屈としたイメージが拭えない太宰が、こんなに明るく面白い執筆をするのかと新発見できたお話でした。

それを津軽カタリストが演じると更に面白いんです!

何より「母親」の人の良さがとてもよく表現されていて、演者の人柄が出ているんだなぁ~と感じました。

『眉山』

「眉山」とは、主人公であるとある小説家が通う飲み屋の店員のあだ名です。前半は、無知で図々しくて出しゃばりで容姿についても何も良いところが無い「眉山」の悪口のオンパレードです。聞いているこちらも辟易してくるような眉山ですが、後半では眉山の事情を知ってからその評価が「いい子だった」と一変します。

津軽カタリストの扱う演目は40以上もあり、公演で初めて知ったタイトルも多いのですが、そういった作品ほど登場人物のイメージに役者がぴったりハマって離れなくなりました。

今のところ私の中で、眉山は小田桐(眉山役)さんしか考えられないです。

『やんぬる哉』

戦時中の疎開のお話で、津軽カタリストの本領発揮演目です。実際の原稿は標準語で執筆されていますが、その舞台が津軽地方ということで、役者自ら登場人物の台詞を津軽弁に翻訳して演じています。

ドラマや映画などで、標準語の役者が演じる津軽弁に違和感を感じるという、津軽地方民あるあるの何とも言えない違和感は一切ありません。本物であり、リアルです。演じる役者も普段から津軽弁で過ごしているので、標準語で演じている時よりも演技に磨きがかかります。演じるというより、そのもの。津軽弁で演じさせたら俳優や女優の目じゃありません。

本来の原稿もスクリーンに投影されるので津軽弁の分からない方でも、内容を理解しつつ、太宰の描いた津軽の雰囲気を感じることができます。

原稿には書かれていないのに、「かちくちーーーーーっっどす」と挟んだ瞬間、津軽弁ネイティブスピーカーの皆さんからは、「言う言う」「わかるわかる」とでも言いたげな笑いが起こりました。
※なんか、こう、イライラしてむしゃくしゃして、キーーーーっとなった感じです。

分かる。言う。言われて育った(笑)

津軽カタリストの公演では津軽弁を使った演目を必ず1つ入れるようにして、太宰の描いた津軽地方をリアルな言葉で楽しめるようにしています。

『桜桃』

家事や育児、障害のあるわが子、それらの問題を直視できない太宰の心情が色濃く出た作品です。

主人公は現実逃避のために飲み屋へ行き、差し出された桜桃を不味そうに食べます。子供のために持ち帰ったら大層喜ぶだろうと考えながら、「子供より親が大事と、思いたい」と呟きながら、自分自身で桜桃を不味そうに食べ続けるという内容です。

聞いてるだけでこちらが死にたくなってくる。

『ブレーメンの音楽隊』おまけ

最後に津軽とは離れてオマケ公演が1つ用意されています。今回は『ブレーメンの音楽隊』でした。新人公演とも銘打った今回のオマケ公演は、初公演の役者がいるとは思えないクオリティでそれぞれの個性も出た、非常に楽しい公演でした。

「太宰余韻に浸って帰りたい」という方はオマケ前に途中退室も可能だそうです。

公演情報・団員募集

直近の公演予定は、8/23(金)に行われる「華」を咲かそうコンサートでのコラボ上演と、10/14(月祝)の秋の定期公演です。

太宰や文学、演劇、声劇好きにおすすめのイベントですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

また、役者・裏方問わず団員も随時募集中です。
個人の事情に合わせて無理なく参加できるので、興味のある方は座長の平田さんまでご連絡ください。熱烈な勧誘と歓迎を受けますよ(笑)

メンバー大募集中

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コメント

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